累犯障害者

この本は、なかなかの衝撃作でした。
テレビなどで、犯罪加害者に障害がある場合、罪が軽くなる、と聞いたことがあったので、私もそういう認識でいたのだけど、実際はそう簡単なことでもないようだし、刑務所の中にはたくさんの障害者がいるということを知りました。まだまだ知らないことが世の中にはありますね。

そして、子どもを生んでから「障害を抱える人」というのが、実際にどういう状態なのかが、私はすごく理解できるようになった気がする。

この本の中にも、知的障害の人の知能は9歳児と同程度とあって(だから犯罪を犯しても、裁判をする意味がない→刑が軽くなる、ということだそう)知的障害の人が、なんで同じところをぐるぐる歩いているのかな?とか、突然大きな声を出すのかな?とか理解できなかったけど、子どもを見たあとだと、すんなり納得できたのでした。(娘が2歳くらいのころ、同じところぐるぐる歩いてたりしたので)