「北欧、暮らしの道具店」店長のフィットする暮らし

人気のネットショップ「北欧、暮らしの道具店」の店長、佐藤友子さんの暮らし方や、大切にしている考え方などが書かれた本。
おしゃれな暮らしの指南書かと思いきや、それだけではなかった。
前書きが終わってすぐの
「chapter1」に書いてあった文書に心を掴まれる。
「家は、乗り物と同じだと思っているんです。目的地(=理想の暮らし)に到着するために乗っているもの。家自体が目的地になることはないし、家を買ったら理想の暮らしが手に入るわけでもない。自分の思い通りの空間を一からつくることには、もちろんあこがれています。でも、子どもの学校のことなど、優先順位で考えると、今のところ、乗り換えができる"乗り物"(=賃貸)のほうが、自分に"フィットする暮らし"です」
佐藤さんのこの考え方にすごく共感を覚えた。というか、わたしがこの頃感じていたことと似ていて、それでいいんだよと後押ししてもらったような感覚だろうか。
賃貸万歳!ってことじゃなくて、
子どもがいたら、自分が「おしゃれな家に住みたい」というようなことはやはり優先順位さがるのは仕方ないし、
私にとっては、家をきれいにすることの目的って、つまるところ、家族がみんな元気に会社や保育園に行けることや、自分が体調不良のときに、しっかり休むためなんだな、と思うようになった。
おしゃれなお部屋に住むインスタグラマーの方の写真を見て、憧れる気持ちは勿論あるけれど、どう頑張ってもその素敵な部屋に自分の家がならず(センスがないだけだけど)また忙しい日々にその努力をする気にもなれず苦笑、辿り着いたのが、佐藤さんがおっしゃっているような考えだったような気がする。
とはいえ、私の目からするとすごくおしゃれに暮らしている佐藤さん。色々真似させていただく予定 笑 (おしゃれに暮らしたい気持ちはやっぱり捨てきれないのです汗)