自分を磨く働き方

ワイキューブという人材系の企業の元社長である安田佳生さんの仕事観についてかかれた本。

この頃、読む本読む本、同じことが書いてある気がする。

旧来の雇い雇われる関係の企業はじきになくなる。
プロジェクトごとにメンバーが協力しあって、目的が達成されたら解散。
いい人のところにいい人が集まって、助け合って仕事も分け合うようになるから、性格の悪い人は淘汰される。
相対的にお金の価値が下がる。
などなど。

サイボウズの青野さんや、キングコング西野さん、安田さんも、口を揃えて同じようなことを言ってるのです。

安田さんは、以前に社長を務めていたワイキューブという企業で、
社長の自分だけ高給なのが申し訳なくて、社員の給料を倍増したり、オフィス環境を整えたりしてるうちに、リーマンショックがやってきて、あっという間に倒産の危機を迎えてしまったそう。
その時もっとも辛かったのが「従業員に給与が支払えないから、資金集めに走ったり、従業員が次々と辞めていったこと」だったそう。
そこから、人を雇うことの難しさや限界を感じ、どうすればみんなが楽しく働けるのか考えるようになったという。

そのどうすれば、みんなが楽しく働けるかの実験をする会社を作って今は実験中だけど、スタッフのほとんどが自分も含めて「業務委託」だそう。正社員は2名だけだけど、その二人は毎日同じ場所同じ時間働くのが好きな二人だから、楽しく働けているとか。

21世紀のスタンダードは間違いなく、業務委託やプロジェクト的組織になっていくんだろうな。