本日晴天 お片づけ

伊藤まさこさんの今のお住まいのことが知れる本ということで、購入。

キッチンも寝室もバスルームも玄関も、どこもうっとりするセンスの良さ、、、!

いつかリフォームとかするときに参考にしたいな。

この本の中に「忙しいときこそ、掃除している」と書いてあり、忙しいときに部屋が散らかってると余計に頭も散らかって部屋が不潔だとイライラするよなあ、と妙に納得。

週末には、だいたいぐちゃぐちゃになる、我が家のリビングとキッチンカウンター。子供が食べこぼすから食事のたびに汚れるダイニングテーブルの上と下。見て見ぬ振りしてるホコリ。どれも嫌気がさしてたけど、少しずつでもきれいにしようと今朝奮起、ちょこちょこ掃除してたら、案外すぐきれいになるではないか。

娘も6歳で掃除の邪魔をあんまりされなくなったせいもあるかもだけど、清潔な部屋はやっぱり気持ちいいなあ。

なので、伊藤さん家に惹かれるのは、ただセンスがいいだけじゃなくて、きちんと整理整頓されて掃除の行き届いた清潔な空間だからなのかも。

少しずつでも近づいていきたいものです。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

大ファンの青野さんの著書ということで、ずっと気になってた本。

なかなかの挑戦的なタイトル。
内容もかなりシビアなことが書かれており、
色々と考えさせらてしまった。

1番感銘を受けたのは
会社なんてものは長く続く必要はなくて、創業者が考えた理念のもとに仲間が集まって、その理念が達成されたら、解散すればよいという話。

大事なのは理念を成し遂げることなのに
会社を続けることが目的になるから、
みんな我慢しなくてはならなくなるという。

なので、これからは
理念のもとに気軽に集まって、
気軽に解散する会社が増えていくだろう、というお話でした。

確かにそういう未来のほうが、肩の力が抜けて楽しそうだし、何より何のために働いてるのか?みたいな疑問を抱かずに済めばストレスもたまらないだろうな。

 

自分の心に照らして考えてみると

私が抱えているストレスの大半は、やっぱり「会社というモンスター」のせいだと言えそう。

21世紀の終わりには、そのモンスターの威力が弱まっていくだろうけど

なかなか時間もかかりそうだなあ。

モンスターに頼らず、自分の足で生きていけるように、なりたいものです。

いつも青野さんの考え方には共感してしまうけれど、今回もあっぱれでした。

結婚相手は抽選で

ニュータウンは黄昏て」が面白かったので、同じ著者の本を続けて読む。

この本はなかなか衝撃的なタイトル。25歳から35歳の独身者は国があてがった人と強制的にお見合いして、2回断ると自動的にテロ撲滅隊に入隊しなければならない、というルールで国を挙げての結婚プロジェクトがスタート!というところから物語が始まる。

強制的な制度を前に、あぶり出されるいろんな事柄が面白い。

登場人物の女性の多くは、母親からいろんな意味でいい年しても「縛られている」。私も元「縛られてた」からよくわかる。母親との関係性って生まれたときから始まってて当たり前すぎるので、その関係性に問題があることを当事者も自覚しずらい気がする。だからこそ、人生がうまくいかない原因やなんだかイライラしてしまう原因になっていてもわからぬまま、母親と一緒に過ごしている女性は多いのではないだろうか。

登場人物の男性の多くは、女性経験がほぼなくて、メディアが伝える女性像を鵜呑みにしている。これもすごくリアル。

どちらも今の日本が抱えている小さな課題のような気がして、それをうまく表現しているこの作品がすごいな、と感じた。

美大とかに行けたら、もっといい人生だったのかな。

 

タイトルの通り、主人公(著者)が「美大とかに行けたら、もっといい人生だったのかな。」と考えてることから端を発して始まる、ちょっと変わったコミックエッセイ。

著者は幼い頃から絵が好きだったからイラストレーターになりたかったけど、美大には行かせてもらえず、
専門学校から小さなデザイン会社に就職、そこから無事に独立して夢のイラストレーターになれたのに、満たされない日々、、

後半は自分の内面の話ばかりで(映画「インサイド・ヘッド」みたいな感じで感情同士が喋ったり喧嘩したりする)
だんだんタイトルとは違う感じになっていくけど、

とにかく、自分が満たされないのは「美大を出てない」こととは関係がない、と気がつくまでが描いてある。

途中、感情がいっぱい出てきてちょっとわけわからなくなるけど、
なんとなく自分が考えてることと似てる気もして、結論を予想しながら読んだ。

私も美大に行きたかったのに行かせてもらえなくて、それは結構最近まで心の中に引っかかってて、時々思い出しては落ち込んだり、イライラしたり、美大出てる人見て、羨ましくてイライラしてたけど、美大に行けなかったことだけじゃなくて、その当時、親に自分を信じてもらえなかったことに傷ついてたのかもなー、とかだんだん考えられるようになったら、もうそのことを考えることはほとんどなくなった。

時代的にも大学出てればいい、っていう時代じゃなくなってきたしなー。

自分も世の中も変わるもんですね、って
つくづく思いました。

人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!

amazonべストセラーランキングで上位にあったので、うっかり購入。不動産好き、宅建も去年勉強してた(でも途中で挫折して受験せず)身としては、どうしても読んでみたかった本でした。

著者は、地方都市で不動産業を営んでいる50代の男性。

この本からは、著者の不動産業に対する愛情がすごく伝わってくるのでした。

なので、本を読んだ私の結論としては「不動産屋は、誰でもが楽に稼げるというわけではなくて、結局は、好きじゃないと稼げないだろう」というものでした。

宅建択一試験のみで面接もないので、受かりやすいとはいえるけれども、覚えなければいけない知識の量はかなりあるので、簡単な資格とは言えないし、資格をとったあとも、扱う商品(不動産)の金額がかなり高いので、いい加減に仕事をすすめていては、顧客の信頼を失うだろう、というのはどんなビジネスでも同じだと思う。

それでも、私はこの著者同様、不動産が好き、ということが再認識できたので、いつか取得してみたい資格であることは変わらないと思った。おすすめの参考書の紹介(下記の本)もあったので、次はそれを使って勉強してみたい。(前回はu-canで勉強したけど挫折したのでした)

ニュータウンは黄昏れて

バブル崩壊前に東京郊外のマンションを5200万円で買ってしまった一家が、バブル崩壊後にその住宅ローンに苦しめられながらも、どう生きていくのか、マンションの理事会の様子や、フリーターの娘の恋愛事情なども織り交ぜて描かれた社会派の小説。

読み始めは少し暗い印象の物語だったが、中盤にいろんな救世主や救世主のような厄介人物が登場してどんどん引き込まれてあっという間に読了。

「不動産」好きで、住宅ローンの世話になっている身としては、感情移入してしまう作品でした。どういう家に住むのか、自分にとってのしあわせは何かなど、いろいろと考えさせられました。

「住宅ローンを組んでいる人」「これから家を買おうとしている人」は読んでおいて損はないと思います。

ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術

人気精神科医・ゆうきゆう先生が教えてくれる、やられっぱなしにならず、ストレスがたまらなくなる「コミュニケーション能力」の高め方の本。

 

さて、ここでクイズ。

「きみってよく、カメみたいだって言われない?」

あなたは、ちょっとイラッと来る皮肉を言われました。さて、こんなとき、どうするのが一番でしょうか?

 

①「人のこと言えるんですか?」
②「ごめんさない、、、」
③「どういう意味でしょうか?」
④無言のまま、反論しない。

 

 

正解は③だそう。

言った相手は、発言した手前、それをさらに説明しなくてはならなくなります。実際に、何かを分かりやすく説明するというのは、かなり大変なこと。それだけでも、相手の気勢は削がれます。

一番、ダメなのは④無言のまま、反論しない。
言われたほうは「どういう意味だろう、、。まさか、、!?」というように、自分で考えることになり、このように自分で考えて答えを出してしまうと、ハッキリ悪口を言われるより、ずっと心に響いてしまうそう。

わたしは、④のパターンしがちだわ、、💦

自分にとって、言われたくないことを突然言われた時、人はなかなか咄嗟に言い返せないもの。
あとになって「あのとき、ああ言ってれば」とか「なんであんなにひどいこと言われたのだろう」などと、ぐるぐる考えてしまうと、さらにストレスが溜まります。
だから、やり込める必要はなくても、さらっと、後腐れなく言い返す「スキル」が大事なんだな。