正しい家計管理

「どんぶり勘定は低収入より、恐ろしい。」

この本を読んで1年くらい経ちますが
帯に書いてあるこの言葉を今でもしょっちゅう思い出す。

普通はお金がない、となると
お金をもっと稼がなかければ、という発想になると思います。
でもそもそもお金がない理由がなぜなのか、を考えて、浪費してしまう習慣を改めない限り、
収入が増えてもまた同じことの繰り返しになるということなのだそう。

この本を読む前の私は
それこそ「どんぶり勘定」で
何にいくらお金を使っていたのか
把握できておらず、
気が付いたら家計の口座のお金がすごく少なくなっていました。
「子どもが小さいうちは仕方ない」
「時間ができたら、きっちり管理しよう」などと自分に言い訳をして、適当に管理をしていたのです。

でも、それではいけないとこの本を読んで気持ちを改め、レシートを残して記録するという作業を始めました。
自分のおこずかいに関しては
携帯のアプリを使って出費管理をしていたら、見事に無駄遣いが減り、
またどういったことにお金を使うのと自分の心が満足するのか、ということもわかってきました。
「家計簿をつけよう!」というキャッチコピーは雑誌で見かけたりするけど、大事なのは家計簿をつけることじゃなくて「支出管理」をすることなんだ!ってすごく実感できた。

収入が低くても
「支出管理」がきちんとできていれば
それなりに生きていけます。

そして、30代半ばになれば
「支出管理」をいい加減にしていたが故に
夫に離婚を言い渡された人や
浪費する習慣を改められなくて
カードローンに手を出してしまい
利息を払ってばかりで更にお金が足りなくなる人なんかを周囲にちらちらと見かけることが増えてきました。

よい習慣は裏切らないし、
未来の自分を助けてくれる。
35年生きて、すごく大事なことに気が付いた気がします。