すべての悩みがなくなる方法

このごろ、気が付いた「すべての悩みがなくなる方法」があります。

それは、「1か月後に自分は死ぬかもしれない」と思っていきることです。

 

「1か月後に自分は死ぬかもしれない」と思えば

言うこと聞かない娘も愛しく思える

親が病気で将来が心配でも、悩まなくなる

夫が外出先で何をしてるかわからなくても、無事に帰ってきてくれたらそれでいいと思える

日本の未来が暗くても、気にならなくなる

部屋が散らかってても、どうでもよくなる

給料が安くても、額にこだわりがなくなる

と、今抱えてるすべての悩みが解決します。

 

一方、今を楽しもう!という気持ちがより強くなります。

目の前にいる人と会うのは、今日が最後かもしれないと思えば、いつも以上に優しくできるはずだし

周りの目が気になって言えなかったことも、どうせ死ぬんだし、と思えば、遠慮なく言えるようになる。

 

このように、人生がいい方向へ転がっていきます。

この考え方は、病気と無縁の方がいきなり取り入れるのは難しいかもしれませんが、ちょっとイラっとしたとき、落ち込んだとき、モヤモヤしたときに思い出してみてください。

 

 

きみはいい子

 なかなか暗い内容の小説。でも、育児をしてる身としては非常に刺さる。引き込まれる。

 

親にごはんを与えてもらえない男の子の話、みんなの見てないところで娘を虐待してしまう母親の話、など、同じ町、同じ雨の日の午後をいろんな角度から描いた短編集でした。

 

娘が今通っている保育園には、割と似たような属性の家庭が多いようだけど、小学校に入れば、今よりももっといろんな家庭に出会うのかなとなんとなく予感がした。

 

そして、自分の子育てに自信は持てないけど、

最低限、娘にご飯は食べさせているし、娘をたたいたりすることもない私は

頑張っているよね、と自分で自分を励ますような気持ちにもなれた。

 

日々の育児にちょっと疲れた人に読んでほしいと思いました。

スタンフォードの自分を変える教室

「意志」という、とてもふんわりしたものを科学的に分析して得られた見解についてまとめられた本で、世界的なベストセラーだとか。

やらなきゃいけないことはわかっているのに、できなくて挫折した経験は誰もが持っていると思います。
この本を読めば、どうすれば、そういう失敗を減らして、やりたいことを成し遂げられるようになるのかが、いろんな角度から知ることができます。

例えば、「呼吸」を遅らせるだけで、意志力は高まる。1分間に4回から6回までに抑えればよいそうです。
また、運動によっても意志力が高まることは証明されているとか。
運動する時間がないよ、という人なら、「座りっぱなし、じっと立ったまま、あるいは横になった状態で行うこと」
「ジャンクフードを食べながらできること」以外の活動をするだけでも、意志力は高まるそうです。

絶賛ダイエット中なので、呼吸を整えて、意志力を高めたいと思いました。

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

NHKの「あさイチ」で自分が発達障害であることを公表した栗原類さんの手記。

 

発達障害を持つ人や発達障害を持つ人の家族が生きづらいというエピソードは、よく耳にします。

 

私の知り合いの人の息子さんが保育園で発達障害じゃないかと言われた、とか、

夫が大人になって診断を受けたら発達障害だったとか、

身近にも発達障害を持つ人やその家族がいるので

そういう人に接するたびにどういう言葉をかければいいのか

すごく難しいなって悩む。

 

私も2年前に白血病とわかってから、

命にかかわる病気を持つということはどういうことなのか

まわりに理解されたいのに全然されなくてよく落ち込むので

発達障害のことを周りがきちんと理解していないことで

落ち込む人の気持ちがなんとなく気になってしまう。

 

この本を紹介する記事をどこかで読んだときに

「アメリカでは、発達障害と診断された子とその親は、持続的に国から支援を受けることができる。(栗原類さんは、8歳のときにアメリカで発達障害の診断を受けたそう)」とか「日本の発達障害児への支援は、アメリカよりも20年遅れている」などとあり、日本も早くアメリカのようにきちんとした支援が施され、親子が孤立しないようになるといいなあと強く思います。

 

本の内容は、栗原類さんの子どもの頃から今に至るまでのいろんなエピソードや、栗原類さんの母親である栗原泉さんの手記、主治医の高橋先生の手記など、いろんな角度から、栗原類さんのことについて書かれていました。発達障害についてよく知れる上に、子どもへの声のかけ方や、栗原類さんのようにみんなに好かれる謙虚な姿勢を持つにはどう子どもに接して行けばいいのか、など、実践的なエピソードも盛りだくさんの非常に学びの多い本でした。

 

この本を読んだあとは私も娘に対して、いつもより穏やかに接するように意識したり、感情的ではなく、具体的で子どもでも理解できそうな表現で声をかけるように、と、心がけるようにできている気がする。しばらく頑張って続けたい。

楽園のカンヴァス

読み始めると面白さに引き込まれて、あっという間の読了。夢中になっているうちに、イライラがどこかに消えていくような、美しい世界観をもった本。

 

いわた書店の1万円選書でセレクトしてもらった本の1冊目。

 

著者は原田マハさんという方。

美術館の立ち上げに携わったり、ニューヨーク近代美術館に勤務したり、美術に造詣の深い人のようです。

 

いわたさんがなぜこの本を私に推薦したのかな、と時々考えながら

美術や美術館が好きだった昔の自分を思い出して

わくわくした気持ちが本作を読んでいる間、ずっと続いていたので

疲れた心が癒されていったように思います。

 

美術が好きな人で

ストレスフルな毎日を送っている人には

ぴったりな作品かもしれない、と思いました。

 

 

 

似合う服がみつかる「おしゃれ断食」

「おしゃれ断食」とは、「迷ったら買わない」の精神で、できるだけ買い物を控えること。「おしゃれ断食」を実践すると、買い物に関する感覚が敏感になり、本当に欲しいもの、似合う服がみつかるのだとか。

 

時短勤務で給料が減り、保育料が家計を圧迫しているので、独身の頃よりも自由に使えるお金は激減…。自分が何にお金を使っているのか、真面目に数か月記録してみたところ、少ししかない自由に使えるお金を、衣類に対する支出が結構な割合で占めていることがわかりました。

 

クローゼットもすっきりさせたいし、ということで、取り入れてみた「おしゃれ断食」。時々、衝動買いしてしまう癖はまだ改善できていないけれど、この本を読んでから、ユニクロで500円の服を買うときも、セレクトショップで10000円の服を買うときも、同じ気持ちでものを吟味するようになり、これはおおきな収穫でした。

 

以前は、「なんとなく便利そう」みたいな感覚で持っていたいくつかの洋服は、もう持たなくなり、「理由がちゃんとあって大好き!」といえる服だけになるべくなるように、日々努力中。(でもワードローブを一気に変えるにも、お金がいるので少しずつです)途中、体重が増えてしまったり、なかなか簡単にはいきませんが、5年後10年後を見据えて、完璧な「美ワードローブ」を作っていきたいと思いました。

 

 

9割の人が間違っている化粧品「効きめ」の真実

ドラッグストアでよさそうな化粧品を気まぐれに買っては途中で飽きて、最後まで使わずに放置。

はたまたシンプルケアブームが突如やってきて無印良品の化粧品を買ってみたものの、イマイチいいとも思えずにやっぱり途中で飽きてしまったり。

18歳頃から化粧品を使い始めてからずっと、自分の中で化粧品を選ぶ際の判断基準もなく、のらりくらりやってきたのですが、そんな自分に嫌気がさして、そろそろブレずに化粧品をきちんと選べるようになりたい!と思っていたときに出会った本です。

 

著者は30年近く美容情報の最前線を走ってきた美容ジャーナリストの近藤須雅子さん。

テレビCMでもなく、雑誌でもなく、純粋な情報としてはまさにぴったり!と思って読み始めたら、面白くて一気読みしました。

これは、と思ったところを少し抜粋してご紹介します。

■化粧品を最小限選ぶなら何がいい?

という問いに対しては、「①汚れを落とす洗顔料、②肌の潤いを補い守る保湿剤、③紫外線から肌を守る日焼け止め」の3つだそう。

■コットンは使うべき?手でいい?

水のようなさらさらの化粧水は、やっぱりコットンを使ったほうが無駄がない。化粧品をなじませる効果と古い角質を拭き取る効果の両方が得られるのも、コットン使いのメリットです。

■ライン使いはしたほうがいい?

たいていの場合、化粧水や乳液、美容液と複数のアイテムを使うのだから、組み合わせたときの効果や安全性まで確認されているライン使いが無難。肌トラブルを特定しやすいというメリットも。

 

私はこれまで、百貨店の化粧品カウンターで、ライン使いを進められたとき、「売上ノルマを達成しようとして、いろいろはものを売ろうとしてくる…」とマイナスにとらえていたけれど、そうではないことがわかって、美容部員の方のオススメも素直に聴けるようになった気がします。(それから、昔使っていてよかった記憶のある「クリニーク」に戻り、しばらく続けて使っています。ちゃんと「ライン使い」で)

しばらく浮気せずに、同じものをコツコツと使ってみたいと今のところ、思っています。