■このブログについて
あなたが抱えている問題や悩みを解決する「本」を紹介するブログです。
あなたが抱えている問題や悩みに近いものをカテゴリーから選んでください。
そのお悩みに効きそうな「本」をいくつか紹介しています。
読めば、あなたのお悩み解決のヒントにきっとなるはずです。
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少し詳しい自己紹介
ブックハンターhisaeの少し詳しい自己紹介です。
1982年大阪生まれ。
子ども時代はとくに本好きというわけでもなく、どちらかというと感性で生きてきた私でしたが、自分が進学したい大学の良さを親にうまくプレゼンテーションできなくて、希望の進路を諦めたところから、自分の言語スキルを磨かなきゃ!と一念発起。
そこからは、それまでの遅れを取り戻すかのように、必死で本を読む毎日でした。
大学を卒業し、通信販売の会社に就職してからも、仕事に躓いては書店に行き本を買い求め、読み漁り、上手に生きるためのヒントはないものか、と試行錯誤の毎日でしたが、その頃はまだ、手当り次第、ただ自分のために本を読んでいるだけでした。
そんな生活を続けていたら、自宅の部屋が本だらけになってしまい、30歳になる直前、結婚するタイミングで本を大量に処分。それをきっかけに、自分は何のために本を読んでいるのか?と突き詰めて考えるようになり、行きついたのが「物事を考えるきっかけが欲しいから本を読んでいるのだ」ということ。それからは読む本もだんだんと厳選されるようになったり、図書館を上手に利用するなど、本との付き合い方も変わっていきました。
本との付き合い方は変わる一方、変わらないのは本への愛情。
本が好きすぎるので、いつか書店を開きたいなあなんて思いながらも、利益率の低い本を扱う店は儲かりそうもないなあ笑と、夢と現実をいったりきたりしていたときに、たまたま見ていたテレビに出ていた、東京のある書店の店長さん。
その店長が本を読むスタンスは「この本はどういう人を元気づけてあげられるか?」を考えながらいつも本を読んでいるとのことでした。
私もいつか書店を開くなら、人を本で元気づけてあげられるような書店にしたいなあ、と自分がいつか開く予定の書店のコンセプトが、急に決まりました。
それ以来、私も東京のある書店の店長さんのようなスタンスで本を読むようになり、素晴らしい本に出会ったときは、気に入ってくれそうな友人に貸したり、紹介したりすることにしたら、これがとても楽しかった。
このコンセプトは間違ってなかったなあ、と改めて思うのでした。
まだ書店は開けていませんが、いつか書店を開く夢を持ちつつ、
今はブログを通して、素晴らしい本を紹介していきたいと思っています。
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
この本に書いてあることがあまりに自分に当てはまり過ぎて、アンダーライン引きたくてしょうがなくて、図書館で借りたけど結局アマゾンで購入。
この本は「とても敏感な人」(HSP:highly sensitive person)に向けて書かれた本です。
HSPという概念はこの本を読むまで知らなかったのですが、5人にひとりはいるとか。
巻頭に自己診断テストがあるので、自分が該当するかどうかはすぐに知ることができます。
知らない人と会うと刺激が強すぎて疲れるとか、
大勢の人と長時間過ごすのが苦手とか、
自己肯定感が低く、努力しないと人に受け入れられないと考えている、とか、
まあ、色々あったけど、ほとんど私だと感じた。
この本の素晴らしいところは
巻末にHSPのためのアイデアリスト、と題して、HSPの人たちに喜びや心身の健康をもたらすものが一覧になっているところ。
たしかにどれも大好きなことばかりで(「本を読む」「ラジオを聴く」「コンサートに行く」「講演に行く」「知恵を与えてくれる言葉を読み、そのことについて哲学的に考える」「熱いお風呂に入る」「日記を書く」などなど)
このリストを参考に死ぬまで生きていきたいと思ったくらい。
「なんで私はこんなに物事を深く複雑に考えてしまうんだろう?」とか、考えてしまう人に是非オススメの本でした。
人見知りが治るノート
保育園のお迎えの時の雑談が苦手で、色々と本を読んでいましたが、この本がいちばん私にぴったりきたのでした。
著者は信頼の精神科医。
「人見知り」の専門家の本でした。
人見知りの人が恐れているのは「評価されること」と「見透かされること」だそう。
保育園ママさんたちは、みんな子供が好きで、元気で、すごくいい人そうだから、保育園は「いい人」でなくてはいけない場所なのに、私が喋ると自分の悪い部分や暗い部分を「見透かされ」そうで、喋ることに苦手意識があるんだとわかった。
また人見知りの人は「自己評価が低い」らしい。これは大いに思い当たる。まあ、親子関係が自己評価を作るから、仕方ない。自分で上げていくしかないね。
あと「へえ」となったことに「人見知りの人は『決めつけ』も多い」ってこと。
「人は『、、、であるべきだ』」
「人の気持ちは読めるはず」など。
うーん、私もすごくそういう「決めつけ」みたいなのあるなあ。思い返すと。
「人は『、、、であるべきだ』」の具体例の中に、「気の利いたことを話すべき」っていうのもあって「わたしやん!」って、思わず膝を打ちました苦笑
人の気持ちは、精神科医でも、そう簡単には理解できないそう。患者さんが、理解してほしいと一生懸命、話してくれるから、やっと理解できるのだとか。他人が、何考えてるかなんて、私にわかる訳がないんだよな、、。
人見知りが重くなった状態を「社会不安障害」というらしく、それを「治す」薬も、一般的に処方されているそう。薬物療法も効果的だけど、合わせて認知行動療法という、考え方のくせを認知し、適切な行動を繰り返すことで「治す」ことを行うと効果的だとか。
「人見知り」というものが何か?ということが、よくわかってまず第一歩。
これから少しずつ、克服して行きたいです。(40歳までを目標)
発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術
面白かった。
面白い本は内容もさることながら、その文章力や表現力も必要なんだな、と改めて知らされた気がする。2018年でピカイチ面白かったかも。
内容としては、
発達障害を抱えた著者の「借金玉」さんが、32歳で、どのようにして、イチ社会人として、奮闘できるようになったのかが、具体的に書いてあるものでした。
最初に出てくるのが「鞄の選び方」だから、いかに具体的な内容の本であるか、わかってもらえると思います。
そのほか、服薬中の薬のことや、休息の取り方、発達障害の二次障害である「うつ病」になったときのことなど、体験者だから語れるリアルな描写に引き込まれてしまう。
発達障害の方の特徴も、色々と書いてあって、
・感覚が過敏
・光や音に弱い
・外界からの刺激に弱い
・雑談が苦手
・共感性が低い
・好き嫌いが激しい
・衝動性が強い
・茶番だと感じるとバカバカしくてできない
など、自分にも当てはまることが多々ある。
私自身、10代の頃は生きづらいと感じることが多かったが、社会人になってから、少しずつ、「発達」してって、随分まともにはなったような気がするが、若い頃はコミュニケーションに自信なかったし、かなり危うかったなあ、と思う。
実際、発達障害というものは、境界が曖昧なようで
発達障害と診断されていない人でも、発達障害的な特徴をひとつふたつもっていてもおかしくなくて、そのために社会適応に四苦八苦していてもおかしくない、と巻末の精神科医の先生の解説に書いてあった。
借金玉さんは新卒で金融機関に入って、まったく適応できずにすごく苦労して、2年で退職したそうだけど、金融機関での様々なエピソードを読むたびに「私も金融機関は新卒のときにリクルーターに会ったりしてたけど、入社しても絶対うまくいかなかっただろうな」と何度も思った。金融機関に就職しなくて、よかったよ。
この本は、少しでも「何故だか人生うまくいかないな」って思ったことのある人にはぜひ読んでほしいです。
自分を磨く働き方
ワイキューブという人材系の企業の元社長である安田佳生さんの仕事観についてかかれた本。
この頃、読む本読む本、同じことが書いてある気がする。
旧来の雇い雇われる関係の企業はじきになくなる。
プロジェクトごとにメンバーが協力しあって、目的が達成されたら解散。
いい人のところにいい人が集まって、助け合って仕事も分け合うようになるから、性格の悪い人は淘汰される。
相対的にお金の価値が下がる。
などなど。
サイボウズの青野さんや、キングコング西野さん、安田さんも、口を揃えて同じようなことを言ってるのです。
安田さんは、以前に社長を務めていたワイキューブという企業で、
社長の自分だけ高給なのが申し訳なくて、社員の給料を倍増したり、オフィス環境を整えたりしてるうちに、リーマンショックがやってきて、あっという間に倒産の危機を迎えてしまったそう。
その時もっとも辛かったのが「従業員に給与が支払えないから、資金集めに走ったり、従業員が次々と辞めていったこと」だったそう。
そこから、人を雇うことの難しさや限界を感じ、どうすればみんなが楽しく働けるのか考えるようになったという。
そのどうすれば、みんなが楽しく働けるかの実験をする会社を作って今は実験中だけど、スタッフのほとんどが自分も含めて「業務委託」だそう。正社員は2名だけだけど、その二人は毎日同じ場所同じ時間働くのが好きな二人だから、楽しく働けているとか。
21世紀のスタンダードは間違いなく、業務委託やプロジェクト的組織になっていくんだろうな。