まっ直ぐに本を売る―ラディカルな出版「直取引」の方法

25歳頃からぼんやりと「書店を開きたいな」と思い始めた私。
ところが当時、書店にまつわる話といえば、景気の悪いものばかり。
そりゃそうだ、仕入れ値も販売価格も固定されてて自由に値段がつけられない商品を扱ってて、その仕入れ値も定価の7割から8割ととても高く、残ったわずかな利益から様々な経費を引けば、ほとんど手元にお金が残らないことは考えれば考えるほど明らかなのです。
この「どう考えても儲かりそうにないビジネス」には、とても入っていく勇気ないなあって思ってたときに、ある人から「古書を売ればいい」とアドバイスをもらいました。確かに古書なら、値段も仕入れ値も自分が納得いくものにできる。それに、雑貨や飲食物など、粗利益の高いものをミックスすれば、なんとか利益の出る店になるかもしれないなあ、とぼんやり思ったりしたけど、ただ考えるだけで、何もせず今日に至るのですが笑
この本は、そんな私に新たなヒントをくれたのでした。

この本の中に登場する「本は人生のおやつです!」という大阪にある書店は「商品の7〜8割は古書で、残りが新刊」。新刊もお客様が注文したものだけを出版社から直接(取次を通さず)仕入れるというスタイル。
開店当初は、新刊の割合はもっと高かったけど、利益が出ないので自然と古書がメインのスタイルにシフトしていったとか。
この書店の店主は女性だとかで、勝手にシンパシーを感じる私。
「取次とやりとりしなくても、書店できるんかな?」とか「とはいえ、取次から勝手に本が送られてきたりすると困るな」とか、業界のこと知らないので抱いてた疑問もまるっと解決した。(つまり取次と付き合わなくても、問題なさそうということがわかったのです)

なんとなく自分が書店を開くなら、この「本は人生のおやつです!」のスタイルになりそう、とリアルにイメージができました。

本の内容としては、取次の問題点(書店が注文もしないのに勝手に取次から本が山ほど送られてくる指定配本や客の取り寄せに2週間かかることなど)や書店の経営不振を解決するには、出版社と書店の直取引を増やせばいいのでは?という投げかけがかかれた本でした。

 

1万円選書に当たった! 1

いわた書店という北海道の書店が行っているサービスで

「1万円選書」というものがあり、

(詳しくはこちら↓)

http://iwatasyoten.my.coocan.jp/form2.html

以前から申し込んでみたいと思っていましたが、

人気殺到で抽選とのこと。

 

2016年の8月頃に申込受付開始のお知らせがHPに出ていたので

申し込んでいたところ、

10月度の抽選になんと当選!

 

当選メールを見たときに、どれだけ心が弾んだことでしょう。

 

「選書カルテ」と呼ばれる、事前アンケートのようなものを

いわた書店に送付すれば、その内容から、

おすすめの本を選んでくださるとか。

 

カルテは1時間で速攻書きあげて

先ほどメールにて送りました。

 

さて、どんな本を選んでもらえるのか。とても楽しみ。

 

 

予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える

「予防接種を受けるかどうか、お母さんが判断してください。」


そんなこと言われても、産後の寝不足の頭で、まともに判断できないし、そもそも予防接種とはどういったもので、いつ何回受ければいいのか、誰も教えてくれないまま、気が付けば子どもはもう3か月。生ワクチンのBCGを接種するタイミングでした。早い人は、2か月でヒブと肺炎球菌ワクチンをすでに接種してるとかその時に知り、「出遅れた~」と、非常に焦ったものです。


この本を、妊婦のときに読んでいたらそんな失敗もせずに済んだのにって今になって思います。


予防接種に対する基本的な考え方は、予防接種を受けた場合の病気にかかる確率と、予防接種後の副反応が起こる確率を知り、2つを比較して、リスクの低いほうを選びましょうというもの。
この考え方に基づくと、やはり予防接種はなるべく受けられるものはすべて受けたほうがよいという結論になります。

 

ある助産師さんは、私に「予防接種はなるべくしないほうがいい」と言った。でもなるべくってどこまで減らすの?どれは最低限受けなきゃいけないとか、その根拠は?とか教えてほしいけど、その辺は曖昧な答えだったりする。


ナチュラル思考に染まってる人で、「一本も打ちません」なんて極端な人も、ネット上なんかには稀にいるから、新米ママさんは惑わされるのだ。

 

この本に、日本の予防接種にはビジョンがないって書いてたけど、まさにその通りの気がする。ビジョンがないから、いろんな立場の人がいろいろ言って、どういうスタンスで予防接種と向き合ってよいかわからず、周りは混乱してしまうんじゃないだろうか。

アラフォー女子ひとりでもできた! 小さくてかわいい家づくり

大好きな住宅関連の書籍。
アラフォーの独身女性が、ショップを兼ねた自宅を、建築家さんとともに建てる様子を細かく記した本ですが、ところどころに出てくる家の写真がおしゃれで可愛くて、ジロジロ見てしまう。(実際にいろんな雑誌にも掲載されたそう)
建築家さんと家を建てるのは大変だけど、楽しそうだなー、私も独身だったら、自宅兼ショップを建ててみたい、私ならブックカフェがいいかな、とかとか、妄想が止まらない、、笑

累犯障害者

この本は、なかなかの衝撃作でした。
テレビなどで、犯罪加害者に障害がある場合、罪が軽くなる、と聞いたことがあったので、私もそういう認識でいたのだけど、実際はそう簡単なことでもないようだし、刑務所の中にはたくさんの障害者がいるということを知りました。まだまだ知らないことが世の中にはありますね。

そして、子どもを生んでから「障害を抱える人」というのが、実際にどういう状態なのかが、私はすごく理解できるようになった気がする。

この本の中にも、知的障害の人の知能は9歳児と同程度とあって(だから犯罪を犯しても、裁判をする意味がない→刑が軽くなる、ということだそう)知的障害の人が、なんで同じところをぐるぐる歩いているのかな?とか、突然大きな声を出すのかな?とか理解できなかったけど、子どもを見たあとだと、すんなり納得できたのでした。(娘が2歳くらいのころ、同じところぐるぐる歩いてたりしたので)

 

実録! 熱血ケースワーカー物語

市役所で生活保護の担当をしている人たちの仕事ぶりについて書かれた本。
生活保護という、これまた社会のタブーについて詳しく知れる。
この本を読んで感じるのは、公務員の仕事は、全然ラクじゃないということ。著者や同じ事務所のメンバーは、ヤクザまがいの生活保護費不正受給者を相手にするため、日々鍛えているらしい!どんな大変な仕事なの!?

働かずに保護費がもらえたら、そっちのほうがラクちん、なんて安易に考えがちだけど、
貯金があれば保護費は貰えないし、車や家など資産の所有もダメ。
健康で、会社に通えて、仕事ができることが、大人としての自由があることが、本当にしあわせなことだと改めて、実感します。
巻末には丁寧に保護費の計算方法まで書いてありました。

40歳からの「似合う」が見つかる 大人の着こなしレッスン

この頃、家中のモノを見直すのがブームです。
今は手持ちの服やカバンを結構な数、処分しながら、新しい服は買わないようにして、着る服に困らないか実験をしてます。
服は我慢してるくせに、本は買うというところは、ダメなんですが、ひとつのアイテムの着こなし方を3パターンずつ紹介してくれてるページがマジ参考になる。
少ないアイテムで着回していこうとすると、「着こなし方」を知らなきゃいけないんだなあ、と、つくづく思います。
写真じゃなくて、イラストばかりなのも、妙に頭に入ってくるから不思議。